ジョン・ウェイン映画祭初日
いろいろと〆切が押しているのですが、劇場の大スクリーンでジョン・ウェインの映画を見る機会なんて、そうそうないので、ムリして出かけてきました。
まずは、「駅馬車」の上映前に簡単な前説と、ジョン・ウェインの足跡を辿った短篇ドキュメンタリー映画の上映がありました。
この短篇が、生前のスチルとインタビューで構成されてて、映画からの抜粋はほとんどないんですけど、すごくよくまとまってて、とてもよかったです。
USCでの基金集め集会でのボブ・ホープとの掛け合いとか、「勇気ある追跡」でアカデミー賞を受賞したときの様子とか、貴重な映像満載でした。
「駅馬車」1939年公開作品。
あまりにも有名な若きジョン・ウェイン最初のヒット作。14作ある、ジョン・フォード監督、ジョン・ウェイン主演作品の、記念すべき1作目でもあります。
前から良いプリントで見てみたかったんですよね。アメリカでも35ミリフィルムの良いプリントは少ないということで、今回はUCLAのアーカイブから特別に借りてきたんだとか。テレビでしか見たことなかったので、もう劇場で見てるだけで嬉しかったです。
でも、映画自体は、印象的な場面はいっぱいあるけど、実は構成的には散漫な印象があるんですよね。いや、いわゆる「ロードムービー」の一種だから、しかたないんですけど。
「赤い河」1948年公開作品。
「駅馬車」は確かにウェインの最初の当たり役かもしれませんが、その後の映画人生を決定づけたのは、何と言ってもこの「赤い河」でしょう(先生による前説では、この作品と翌年公開された「硫黄島の砂」が、ウェインのスタートしての人気を決定的にしたんだそうです)。
単なるヒーローじゃなくて、頑固すぎて間違いも犯してしまう、行きすぎた信念と行動の男という、この映画の役柄に、本人もはまりこんでいってしまった感があります。
でも、だからこそ、タカ派過ぎる言動も、ある程度許されちゃうという、得な立ち位置(そんな言い方されたら本人は不本意でしょうが)を得たのも事実かも。
ともあれ、 後年の「捜索者」の主人公と共に、ある意味で「アンチ・ヒーロー」的でもあるジョン・ウェインの主人公像の頂点の一つと言えるでしょう。
これも、そののちウェインと何度も映画を撮ることになるハワード・ホークス監督との第1作というわけで、そういう意味でも記念すべき作品だと言えます。
こちらは、「駅馬車」以上にプリントの状態が良くて、一万頭の牛をテキサスからミズーリまで輸送するという壮大なストーリーを、クリアな音と映像で堪能しました。
結論としては、やっぱ、西部劇は大きなスクリーンで、広大な大平原の映像を楽しむべきですだってことで。2本ともテレビ放送やDVDで何度も見てるんですが、今回は今まで以上に楽しめました。
あー、明日、明後日も楽しみ~。(^_^)
ちなみに、日曜からは、学内のドヒーニー図書館で関連企画として、ポスター類などジョン・ウェイン関係の資料が公開されるそうなので、機会を見つけてそちらも見てこようと思います。しばらくはデューク(ジョン・ウェインの愛称)づくしってことで。

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